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Box Office : 5月26日~5月28日の全米映画ボックスオフィスBEST10 ! !


「パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン」第5弾「デッドメン・テル・ノー・テイルズ」が初登場首位のデビューを飾るも、シリーズ史上2番めのワースト成績を記録し、期待値を下回ってしまった ! !


*各数字は、週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、このBEST10にランクインした時点での値です。


第1位 (初) 「パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン : デッドメン・テル・ノー・テイルズ(2億3,000万ドル)

$62,179,000−(4,276館/$14,541)−$62,179,000

TV Trailer : Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales



RT支持率は評論家 32 % , 観客 77 % / Metacritic スコア 39 / 出口調査の CinemaScore A-

北米では明日の月曜日(29日)のメモリアル・デー( 戦没将兵追悼記念日)の祝日を含めたロング・ウィークエンドの稼ぎ時の勝負映画として、ディズニーが封切った「パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン」シリーズ第5弾「デッドメン・テル・ノー・テイルズ」のオープニング成績は、前作「オン・ストレンジャー・タイズ」(2011年)と同等の9,000万ドル前後から7,000万ドルの範囲内の数字が予想されていました。

それに対して、週末3日間での売り上げが約6,218万ドルということは、明日の月曜日の集客を含めると7,000万ドルは優に超えそうですから、どうにか想定の範囲内には着地できそうなものの、最も低い見込みに近い数字になってしまうため、期待をやや裏切ってしまったような感が否めませんし…、


パイレーツ・オブ・ザ・カリビアンシリーズのオープニング成績

第1位「デッド・マン’ズ・チェスト」(2006年) 1億3,563万ドル(4,133館)

第2位「アット・ワール’ズ・エンド」(2007年) 1億1,473万ドル(4,362館)

第3位「オン・ストレンジャー・タイズ」(2011年) 9,015万ドル(4,155館)

第4位「デッド・メン・テル・ノー・テイルズ」(2017年) 6,218万ドル(4,276館)

第5位「ザ・カース・オブ・ザ・ブラック・パール」(2003年) 4,663万ドル(3,269館)

初登場だけに、ジョニー・デップの海賊ジャック・スパロウの魅力が知られていなかった第1作めの「ザ・カース・オブ・ザ・ブラック・パール」を別にすれば、「コン・ティキ」(2012年)のヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリの監督コンビがメガホンをとった第5作めはシリーズ史上ワースト №1 の最もダメな結果だった…と言えそうです…。

では次に、シリーズの興業成績のランキングを、国内での最終的な売り上げの数字に切り替えてみると…、


パイレーツ・オブ・ザ・カリビアンシリーズの国内での売り上げ

第1位「デッド・マン’ズ・チェスト」(2006年) 4億2,332万ドル(4,133館)

第2位「アット・ワール’ズ・エンド」(2007年) 3億942万ドル(4,362館)

第3位「ザ・カース・オブ・ザ・ブラック・パール」(2003年) 3億541万ドル(3,416館)

第4位「オン・ストレンジャー・タイズ」(2011年) 2億4,107万ドル(4,164館)

「パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン」シリーズは、やはり、もう10年以上前になる2006年公開の第2作め「デッド・マン’ズ・チェスト」が、どうやら、人気のピークだったことが窺えそうです。そして、オープニング成績の結果において、明らかに「デッドメン・テル・ノー・テイルズ」よりもヒットしていた前作「オン・ストレンジャー・タイズ」の最終的な売り上げから判断をすると、第5作めはせいぜい、2億ドルに届くか届かないか…といった微妙な結果になってしまいそうです。となると、莫大な巨額の製作費=約2億3,000万ドルはとり返せるの…?!と疑問視をされてしまいそうですが、しかし…、


パイレーツ・オブ・ザ・カリビアンシリーズの全世界でのトータルの売り上げ

第1位「デッド・マン’ズ・チェスト」(2006年) 10億662万ドル

第2位「オン・ストレンジャー・タイズ」(2011年) 10億457万ドル

第3位「アット・ワール’ズ・エンド」(2007年) 9億6,340万ドル

第4位「ザ・カース・オブ・ザ・ブラック・パール」(2003年) 6億5,430万ドル

…と以上のように、海外の諸外国での実績を含んだ結果としては、国内で暫定最下位の「オン・ストレンジャー・タイズ」がいきなり第2位に浮上し、10億ドルを超えるトンデモないウルトラメガ・ヒットになっていました!!、よって、ジョニー・デップの海賊ジャック・スパロウは、本国の北米では飽きられつつあるものの、世界各国での人気は絶大であるらしいことが窺えるのですが…、

Movie Clip #1



世界でほぼ同時に封切られた「デッドメン・テル・ノー・テイルズ」は、今や本国以上に重要な市場の中国において、約6,780万ドルを叩き出し、全米でのオープニング成績を上回る結果になったのを含めて、トータルで約2億840万ドルを稼いでいます…!!

その海外での売り上げに国内での数字を足すと、ジョニー・デップの海賊ジャック・スパロウは封切りだけで、約2億7,000万ドルを稼いでいますから、総合的に見ると出足は好調!!ということになりそうです!!


しかしながら、国内での今後の数字の伸びについては、あまり期待ができなさそうだけに、海外でどれだけ飛躍することができるのか…?!、収支の結果が赤字になる可能性は低いのかもしれませんが、とは言え、下手すると沈没になってしまうリスクが窺えたことを踏まえると、「パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン」シリーズは、この5作めで終了にしたほうが無難のように思われますし、仮りに続けるにしても、次回作はかなり製作費の規模を縮小しなければならないのではないでしょうか…?!

Movie Clip #2


なお、以下 ↓ の記事でお伝えした「デッドメン・テル・ノー・テイルズ」のハッキング事件は、業界メディアの Deadline が憶測をまじえて報道してしまった疑いが持たれています。つまり、誤報だったかもしれないのですが、ディズニー CEO のボブ・アイガー氏によれば、ハッキングの脅威について語ったのは事実だが、それはあくまでも一般論として、ネット犯罪の状況を憂いただけであり、現実に何かの事件があったわけではない…とのことです。よって、ボブ・アイガー氏が、ミーティングで特定の映画の題名をあげなかったのは、ハッキング事件に巻き込まれて、被害に遭ったわけではないので、そもそも映画の題名をあげることができないからだそうです。どうやら、ボブ・アイガー氏が社員に向かって、ハッキングに注意をするように促したことが変に裏読みをされて憶測を招き、話に尾ひれがついてしまったのか…といった感じかもしれませんね…。お騒がせでした。

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