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R.I.P Roger Moore : さようなら、私たちが愛したスパイ、「007」シリーズ史上最も長く、ジェームズ・ボンドを演じた名優ロジャー・ムーアさんが死去。享年89歳。



1973年公開「死ぬのは奴らだ」から、1985年公開「美しき獲物たち」までの計7本で、ボンドを演じてくれた名優がお亡くなりになられました。


現地のスイスでは今日の5月23日(火)に、「007」シリーズで、主人公のスパイ、ジェームズ・ボンドを演じて、人気を博した名優ロジャー・ムーアさんがお亡くなりになられたことを、ご遺族が Twitter の公式アカウントを通じて知らせてくれました…。死因は、ガンによるものでした。享年は89歳です。



1927年にイギリスのロンドンで生まれ、1940年代の半ばから俳優兼モデルとしての活動を始めたロジャー・ムーアさんは、テレビドラマで経験を積んだ後、「雨の朝巴里に死す」(1954年)、「わが愛は終りなし」(1955年)などの映画に出演をされ、その後、テレビの世界に舞い戻り、ジェームズ・ガーナーの代表作「マーベリック」での活躍を経て、1962年から放送が始まった主演シリーズ「セイント」がヒットしたことによって、人気スターとしての地位を獲得しました


その「セイント」で演じた義賊の怪盗ぶりが、スパイ映画のヒーローを彷彿とさせていたことから、ショーン・コネリー、ジョージ・レーゼンビーのあとを受けて、三代目の007=ジェームズ・ボンドに就任をしたロジャー・ムーアさんが主演されたシリーズ作品は、以下 ↓ の計7本です。

Roger Moore was the most memorable James Bond



「死ぬのは奴らだ」(1973年)
「黄金銃を持つ男」(1974年)
「私を愛したスパイ」(1977年)
「ムーンレイカー」(1979年)
「ユア・アイズ・オンリー」(1981年)
「オクトパシー」(1983年)
「美しき獲物たち」(1985年)

時にコメディ色が強すぎたり、宇宙にまで飛び出す荒唐無稽ぶりから、スパイ映画らしくない…と批判に晒されることもあったロジャー・ムーアさんの007 ぶりでしたが、しかし、ジェームズ・ボンドをシリアスに演じて当たり役とした初代のショーン・コネリーとは言わば、正反対のように演じてみせることで、自分なりのチャーミングで、ウィットに富んだスパイ像を創りあげてしまい、「007」映画の魅力の幅を拡大した故人の業績はとても大きなものですし、シリーズが現在に到るまでのポピュラーな人気を得ることになった礎を築いた素晴らしいボンドだったのではないかと思います。

ご遺族からの訃報の Twitter です…。(↓)


約12年間の長きにわたって、007のジェームズ・ボンドを軽妙に演じ、とても楽しませくれた故人のご冥福をお祈りください…。





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