Box Office : 6月23日～25日の全米映画ボックスオフィスBEST10 圏外の第20位

ソフィア・コッポラ監督が、名コンビのエルたん、キルスティン・ダンスト、そして、ニコール・キッドマンの3大女優らを起用したリメイク版「白い肌の異常な夜」の「ザ・ビガイルド」で、同監督史上最高の平均売り上げを叩きだすヒットを達成 ! !

第20位 (初) 「ザ・ビガイルド」(1,000万ドル)

$240,545−(4館/$60,136)−$240,545

Trailer : The Beguiled



★RT支持率は評論家 74 % , 観客 70 % / Metacritic スコア 77 / 出口調査の CinemaScore ？

限定公開を前提として、自分の作家性を打ち出した創作活動を続けているソフィア・コッポラ監督の小品は、一流シェフのこだわりの逸品に例えられる “ シネマ・スペシャリテ ” として、ブロックバスター映画のような大動員はあり得ないわけですが、これまでに最も商業的に成功したのは、「攻殻機動隊」（2017年）の前日譚として、日本の東京を舞台にビル・マーレイが草薙素子と出会った「ロスト・イン・トランスレーション」（2003年）です…！！

わずか400万ドルの製作費に対して、全世界のトータルで約1億1,972万ドルを売り上げてしまった同映画は、国内で約4,459万ドルを稼ぎ、23館で封切られたオープニング興業での1館あたりの平均成績は約4万221ドルでした…！！

それから10年が経過して、2013年に発表した「ザ・ブリン・リング」は、特にヒットはしなかったものの、「ハリポタ」のエマ・ワトソン主演！！という話題性から、5館での封切りにおいて、約4万2,879ドルを売り上げ、ついに「ロスト・イン・トランスレーション」を抜いたのですが、しかし…、

「ザ・ビガイルド」は、さすがにエルたん、ニコール・キッドマン、キルスティン・ダンストの名女優たちが揃ったばかりか、クリント・イーストウッドの代表作のリメイクという注目度の高さから、1館あたりで約6万136ドルを稼いで、自己ベスト更新の新記録達成！！となっています…！！

Featurette : ソフィア・コッポラ監督の映画作りを紹介したプロモ・ビデオ ! !



配給のフォーカス・フィーチャーズは来週以降から、スクリーンの数を増やすそうなので、出足の勢いからすると、ソフィア・コッポラ監督史上最高のヒット作へと発展する可能性もあり得るのかも…？！

現在は映画監督として活躍中のクリント・イーストウッドにとって、映画作りの師匠にあたる故ドン・シーゲル監督が、トーマス・P・カリナン著の同名小説（1966年出版）を採りあげたオリジナル映画の1971年公開「白い肌の異常な夜」の予告編を比較のために、添えておきます…！！



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B-Roll :「ザ・ビガイルド」の撮影風景のメイキング・ビデオ ! !



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