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Valerian : SFアクションの超大作「ヴァレリアン・アンド・ザ・シティ・オブ・サウザンド・プラネッツ」の 4% のリスクについて、リュック・ベッソン監督が語ってくれた ! !



同時期に映画を封切るライバルの他社が足を引っ張るために、グループ企業の新聞を使って流した反則のローブローみたいな怪情報というのが…、



TV Spot : Valerian And The City Of A Thousand Planets



果たして、来月7月21日の同日に、クリス・ノーラン監督の戦争スリラーの大作「ダンケルク」を全米公開するワーナー・ブラザースのことなのか、どうか…?!については、何とも断言はできませんが、仮りに「ヴァレリアン・アンド・ザ・シティ・オブ・サウザンド・プラネッツ」が興行的に振るわなかったなら、自らが代表をつとめる映画スタジオのヨーロッパ・コープが、財政的に窮地におちいってしまう可能性が報じられたことについて、Screen Daily のメラニー・グッドフェローに尋ねられたリュック・ベッソン監督のコメントは…、

他の映画スタジオと同様に、ぼくたちも、少なくとも製作費の80%が回収できる見込みのある場合にのみ、製作を承認するOKサインを出すんだ。「ヴァレリアン」については、事前のセールスで、もう約96%が回収できている。


…とのことですから、メラニー・グッドフェローが「ヴァレリアン」の製作費は約1億8,000万ドルだと書いているので、それを鵜呑みにしたとするなら、日本円にして、ザッと200億円の巨額になります。そして、リュック・ベッソン監督は、96%を回収できていると言っていますから、製作費のうち、もう約192億円は取り返しているのか…?!ということになります。ただし…、

うちのヨーロッパ・コープのリスクは、製作費のうちの4%なんだ。だから、実際のところ、経済的なリスクはほとんど、ないに等しい。

…と仰っていますから、つまり、肝心要の映画を公開する配給権をはじめとして、キャラクター商品のライセンス料などの販売によって、およそ192億円を集めることができたので、残りの8億円は自腹を切って、「ヴァレリアン」を作った…ということかと思いますが、いずれにしろ、同社にとっては映画が興行でコケたとしても、特に経営の基盤を揺るがすような負債が生じることはないようです。


となれば、悠々とかまえた気分で、来月7月21日の強敵クリス監督の「ダンケルク」との興業バトルを見守ることができるのか?!というと、そうでもなくて…、

リスクはむしろ、評判のほうなんだよ。もしも、映画が大きくコケて、沈没してしまったなら、ぼくたちはもう、こうした大作を作らせてもらえるだけの信用を失ってしまうことになる。だから、ヤバイのはお金のことじゃなくて、人間関係なんだよ。

ふむふむ、仮りに「ヴァレリアン」がコケても、リュック・ベッソン監督とヨーロッパ・コープが借金を抱え、首が回らない…赤字の火の車みたいなことにはならないにしても、よその会社や、誰かが損をするわけですから、そうした大勢の恨みを買ってしまうことによって、俗に “ 干されちまう… ” という状況に陥り、この先の仕事がなくなることの方が怖い…といったことを仰っているかのように受けとめられます。

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先ごろ、沈没したトム・クルーズ主演の「ザ・マミー」は、約9,500万ドルもの巨額の赤字が見込まれ、製作・配給のユニバーサル映画を悪夢に陥れることになるだろうと伝えられていますから、それに比べると、あらかじめリスクを出来るだけ最小限にまで狭めてから、「ヴァレリアン」を作ったリュック・ベッソン監督は長年、映画の業界で生き残っているだけに商売上手なのかもしれませんが、さて、お金以上にとり返すことはできない信用については、どうなってしまうのか…?!、出資者(社)のみならず、映画ファンからも、ソッポを向かれるような出来栄えでなければよいのですが…!!









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