Box Office : 6月2日～6月4日の全米映画ボックスオフィスBEST10 ! !

ガル・ガドット主演の「ワンダーウーマン」がワンダラスなデビュー ! !、パティ・ジェンキンス監督が女性の監督として初めて、大台の1億ドルを超える封切りヒットを達成した歴史的快挙と圧倒的な絶賛の支持を得て、堂々の初登場第1位 ! !

＊各数字は、週末成績－(公開館数/平均売上げ)－トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、このBEST10にランクインした時点での値です。

第1位 (初) 「ワンダーウーマン」(1億4,900万ドル)

$100,505,000−(4,165館/$24,131)−$100,505,000

Trailer : Wonder Woman

★RT支持率は評論家 93 % , 観客 93 % / Metacritic スコア 76 / 出口調査の CinemaScore A

今春4月初めにお伝えした予想では、8,300万ドルでしたし、初日の売り上げ＝3,870万ドルから見込まれた金額では、9,500万ドル辺りから、ひょっとして、1億ドルを超えるか、どうか？！といったところだったので、そうした期待値を超えて、飛躍を果した！！と言えそうな約1億50万ドルのオープニング・ヒットを、ガル・ガドットのダイアナが叩き出してくれました…！！

「ワンダーウーマン」の封切り成績が予想よりも伸びた！！というのは、とにもかくにも…

映画の内容の出来栄えを称賛する口コミが拡がったことの影響が大きそうですから、パティ・ジェンキンス監督の手腕のおかげと言えそうなわけですが、映画の格付けサイト Rotten Tomatoes で、93%の支持率を得たというのは、ライバルのディズニー・マーベルの…、

「アベンジャーズ」（2012年） 92%
「キャプテン・アメリカ : シビル・ウォー」（2016年） 90%
「ドクター・ストレンジ」（2016年） 90%
「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」（2014年） 91%

…などを超えていますし、さらに「デッドプール」（2016年）の84%を超えて、「X-Men」史上最高の傑作と高評価をされた「ローガン」（2017年）＝93%と並んでいます！！、しかし、ヒュー・ジャックマンの主演作は、ユーザーの評価では91%ですから、ダイアナ・プリンスの方が、観客の支持では上まわっていることになります！！、そして、これまで不評が続いていたワーナー・ブラザースのDC・シネマティック・ユニバースのコミックヒーロー映画は…、

「バットマンVスーパーマン」 27%
「スーサイド・スクワッド」 25%
「マン・オブ・スティール」 55%

…という散々の有り様でしたから、ワーナー・ブラザースのコミックヒーロー映画としては…と言うよりも、コミックヒーロー映画史上最高の作品と言われるクリス・ノーラン監督の「ザ・ダークナイト」（2008年）＝94％と、コミックヒーロー映画の中のコミックヒーロー映画として、ファンから絶大に愛されている「アイアンマン」（2008年）＝94%に迫る高評価を得たパティ・ジェンキンス監督が引き続き、続篇の「ワンダーウーマン 2」も手がける契約を結んでいる！！というのは大いに納得できるのではないでしょうか…！！、しかしながら、その極めて高い評価に対して、絶不評の…、

「バットマン V スーパーマン」（2016年） 1億6,600万ドル
「スーサイド・スクワッド」（2016年） 1億3,368万ドル
「マン・オブ・スティール」（2013年） 1億1,662万ドル

…には及ばず、DC・シネマティック・ユニバースの中では最下位の封切り成績だったのは、まったく残念ですが、「ワンダーウーマン」がモノにした1億ドル超えのヒットというのは、そもそもはパティ・ジェンキンス監督がメガホンをとるはずだった…