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Box Office : 6月30日~7月2日の全米映画ボックスオフィスBEST10の第1位 ! !


「怪盗グルー」の最新作「デスピカブル・ミー 3」が、大ヒットの初登場第1位には躍り出たものの、前作ばかりか、スピンオフの「ミニオンズ」にまったく及ばない成績だったことから、もはや、主役の怪盗グルーは不要かもしれないことを示してしまった ? !


第1位 (初) 「デスピカブル・ミー 3(8,000万ドル)

$75,410,275−(4,529館/$16,651)−$75,410,275

Trailer : Despicable Me 3



RT支持率は評論家 62 % , 観客 71 % / Metacritic スコア 48 / 出口調査の CinemaScore A-

イルミネーション・エンタテインメントが、ユニバーサル映画を通じて、「怪盗グルー」シリーズの最新作「デスピカブル・ミー 3」を封切った週末3日間のオープニング成績が約7,541万ドルだったばかりか、北米で明後日の7月4日(火)の独立記念日までの5日間の興業成績のトータルは、いきなり大台の1億ドルを超えるのでは…?!とも予想されている上々の結果に対して、とても不発の沈没だ…などとは言えません。

しかしながら…、


怪盗グルーシリーズのオープニング成績のランキング

第1位ミニオンズ」(2015年) 1億1,572万ドル(4,301館)
第2位デスピカブル・ミー 2」(2013年) 8,352万ドル(3,997館)
第3位デスピカブル・ミー 3」(2017年) 7,541万ドル(4,529館)
第4位デスピカブル・ミー」(2010年) 5,640万ドル(3,476館)

…といった次第で、作品自体の魅力がまだ知られていなかったオリジナル映画の第1作めは仕方がない…と見なして、目をつぶった場合、第3弾は第3位の最下位…という残念な結果だったことになります。

また、公開順で言えば前作にあたるスピンオフ「ミニオンズ」が、大台の1億ドルを突破した封切りヒットだったことを踏まえて、第3作めは、さらに映画館の数が増やされた上映規模の違いに目をとめると、シリーズ衰退の陰りが窺えた…などとまで言いだす人がいても、おかしくはありません。


スティーヴ・カレルが声優をつとめるタイトルロールの怪盗グルーに、実は双子の兄弟がいた…!!という大ドンデン返しのウルトラ・サプライズ?!として、やはり、スティーヴ・カレルが声優をつとめるドルーを登場させた第3弾は、その陳腐なアイディアが、もはやネタ切れか?!といった印象を与えてしまい、今ひとつ評価がパッとしませんが、「ミニオンズ」の成績と比較すると、観客が求めているのは、もう主人公の怪盗グルーではないらしいと思えるだけに、第3弾は方向性を見誤ったかもしれないことが、思ったほど振るわないオープニング成績につながったのかもしれませんね…。

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