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Box Office : 10月13日~15日の全米映画ボックスオフィスBEST10の第1位


同じ日が何度もくり返される ! ! という使い古されたネタながら、観客の興味を誘うことに成功したタイムループ・ホラー「ハッピー・デス・デイ」が、不吉な13日の金曜日に封切りのタイミングもよく、いきなり黒字計上のヒットを果たした初登場第1位 ! !


第1位 (初) 「ハッピー・デス・デイ(480万ドル)

$26,500,000−(3,149館/$8,415)−$26,500,000

Trailer : Happy Death Day


RT支持率は評論家 64 % , 観客 74 % / Metacritic スコア 57 / 出口調査の CinemaScore B

先週の初公開で沈没した大作の「ブレードランナー 2049」とは、まったく正反対の皮肉な結果と言えそうですが、チープなホラー・スリラー映画のヒット作を連発しているブラムハウスの新作「ハッピー・デス・デイ」を配給したユニバーサル映画が、封切りの3日間で約2,650万ドルを稼いで、わずか480万ドルの安価な製作費を回収し、黒字をあげる成功の初登場第1位となりました…!!


赤ちゃんマスクの殺人鬼によって、あろうことか、誕生日に殺されてしまったはずなのに、目が覚めると再び、その自分の誕生日=命日の朝だった…!!という同じ日の繰り返しのタイムループを受け入れ、何度も死ぬことを覚悟して、殺人鬼の正体を暴こうとする主人公の女子大生を演じたジェシカ・ロースは、「ラ・ラ・ランド」(2016年)の脇役をつとめた無名に近い人ですから、その彼女の主演作が、同ミュージカル映画に主演したライアン・ゴスリングの「ブレードランナー 2049」を軽々と首位から追いやった…!!という意味においても、皮肉な結果となっています…!!


いわゆる “ 低予算ホラー ” ですから、ろくに宣伝らしい宣伝もされておらず、特に話題になっていなかった「ハッピー・デス・デイ」でしたが、どういうストーリーが展開するのか?!、そのストーリーの面白みはどこにあるのか?!という映画の内容を、誰にでもわかるように伝えるという当たり前のことさえ、ちゃんとやれば、これぐらいの金額は稼げるのか…というのは、よい教訓になったかもしれないですね…!!

Movie Clip


赤ちゃんマスクの殺人鬼の正体や、タイムループの謎までを事前に教えるのは、ネタバレですが、でも、主人公が殺されたのに、同じ日がくり返されるという、あらすじを教えることは、けして、ネタバレではないのでは…?!、「ハッピー・デス・デイ」の成功と「2049」の失敗の差は、そのネタバレの意味のとらえ方にあります。

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B-Roll : 「ハッピー・デス・デイ」の撮影風景を紹介したメイキング・ビデオ ! !


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