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Box Office : 10月27日~10月29日の全米映画ボックスオフィスBEST10の第1位


あの残酷ホラー映画が帰って来た第8作め「ジグソウ」が、復活の甲斐なく、シリーズ史上2番めのワースト封切り成績しか稼げないものの、ライバル不在のハロウィン興行を征して、初登場第1位 ! !


第1位 (初) 「ジグソウ(1,000万ドル)

$16,250,000−(2,941館/$5,525)−$16,250,000

TV Spot : Jigsaw


RT支持率は評論家 39 % , 観客 83 % / Metacritic スコア 40 / 出口調査の CinemaScore B

ちょっと異色の映画を作るピーターとマイケルのスピエリッグ兄弟監督(「プリデスティネーション」2014年)を起用して、2010年に幕を閉じた残酷映画「Saw」シリーズを約7年ぶりに復活させることにしたライオンズゲートが、ハロウィン目前の週末に封切った「ジグソウ」で売り上げたオープニング成績は残念ながら、期待を下回る結果となってしまいました…。

その期待ハズレの「ジグソウ」が稼ぐことができた約1,625万ドルのオープニング成績というのは、下 ↓ のランキングのように…、


Sawシリーズ歴代オープニング成績の順位 >> 最終的な売り上げ

第1位3」(06)3,361万ドル(3,167館)>> 8,024万ドル
第2位4」(07)3,176万ドル(3,183館)>> 6,330万ドル
第3位2」(05)3,173万ドル(2,949館) >> 8,704万ドル
第4位5」(08)3,005万ドル(3,060館)>> 5,675万ドル
第5位3D」(10)2,253万ドル(2,808館)>> 4,571万ドル
第6位Saw」(04)1,828万ドル(2,315館)>> 5,519万ドル
第7位Jigsaw」(17)1,625万ドル(2,941館)
第8位6」(09)1,412万ドル(3,036館)>> 2,769万ドル

次でもう、シリーズを打ち切りにしよう…と決めることになった第6作めよりは、かろうじてマシだった…というワースト第2位に位置づけられるものとなっています。


よって、ごく一般の観客のみならず、ホラー映画ファンも特に「Saw」シリーズのカムバックを待っていたわけではなかったことが窺い知れたように思われますから、ハロウィン目前の週末だけに、何か怖い映画を観ようと思った観客が、新作のホラーは「ジグソウ」だけだったので、選択の余地なく、観てしまった…といった結果でしかなかったのかもしれません。

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しかし、そのように特にこれと言って、対抗の新作映画はなかったものの、封切りの初日の金曜日(10月27日)に、Netflix が「ストレンジャー・スィングス」シーズン 2 の配信をスタートしていますから、ジャンル系のファンとしては、どうして特に目新しい点もなく、7年ぶりの復活でも同じことの繰り返しか…と、レビューでタメ息をつかれている「ジグソウ」を観るために、わざわざ映画館に足を運ばなければならないのか?!、自宅に仲間を集めて、「ストレンジャー・スィングス」マラソンのハロウィン・パーティを開いたほうが、よっぽど楽しい!!ということではなかったかと思われますから、この「Saw」シリーズの期待ハズレのカムバックもまた、映画館が Netflix に敗北したという映画館離れにも見なされそうです。


とは言え、当のライオンズゲートとしては、「ジグソウ」の製作費は、たったの約1,000万ドルですから、封切りでいきなりの黒字にはなっていないものの、もはや、利益があがるのは確定的ですし、同社が先週末に第1位を飾った「ブー 2! ア・マデア・ハロウィン」から連続して、首位の座を維持し、タイラー・ペリーの女装が、今週は第2位に着けていることを踏まえると、1本の映画での大ヒットではなく、「Saw」と「ブー」の2本の映画を連続して封切る戦略によって、ハロウィンの興業を征し、堅実に儲けたのはお見事だったと評価できそうです…!!


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