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Box Office : 11月24日~11月26日の全米映画ボックスオフィスBEST10の第1位


メキシコの祝祭の死者の日をテーマにしたディズニー・ピクサーのアニメ映画「ココ」が、感謝祭封切りの映画としては史上4番めの大ヒットを記録した初登場第1位 ! !


第1位 (初) 「ココ(2億2,500万ドル)

$49,022,000−(3,987館/$12,295)−$71,195,000

Trailer : Coco


RT支持率は評論家 96 % , 観客 97 % / Metacritic スコア 80 / 出口調査の CinemaScore A+

ギレルモ・デル・トロ監督が、地元メキシコの祝祭の " 死者の日 " をテーマにして、プロデュースをした2014年秋全米公開のアニメ映画「ブック・オブ・ライフ」を観て、ピクサーがパクッたのか?!と思われそうですが、リー・アンクリッチ監督が企画を提出したのは、同監督の前作「トイ・ストーリー 3」が封切られた2010年だったそうですから、けして、真似をしたのではなく、完成までに7年間もかかってしまったことになる「ココ」の感謝祭の週末3日間の売り上げが、約4,902万ドルだった!!と、製作・配給のディズニーが発表しました!!


これまでに感謝祭の週末興行で最もヒットしたのは、ジェン主演の「ザ・ハンガー・ゲームズ : キャッチング・ファイア」(2013年)が記録した約7,418万ドル(4,163館)ですから、それと比べると数字は見劣りしますし、同映画と同様に感謝祭の連休に先がけて、11月上から中旬に封切られた作品まで含めると、「ココ」は感謝祭週末興行ランキングの歴代第11位となってしまい、BEST10 から転落をするものの…、

感謝祭封切り映画のオープニング成績のTOP 5

第1位 「フローズン」(2013年) 6,739万ドル(3,742館)
第2位 「トイ・ストーリー 2」(1999年) 5,739万ドル(3,236館)
第3位 「モアナ」(2016年) 5,663万ドル(3,875館)
第4位 「ココ」(2017年) 4,902万ドル(3,987館)
第5位 「タングルド」(2010年) 4,877万ドル(3,603館)

11月の第4木曜日のサンクスギビング・デーに、もろにタイミングをあわせて、封切られた感謝祭公開映画としては、史上4番めの大ヒットだったことになります!!


ただし、5作品すべてがディズニー・アニメであることからも、家族が集うサンクスギビング・デー公開の新作映画と言えば、ファミリーにピッタリのディズニー作品に決まってる!!というディズニー独占の歴史においては、レリゴー♪の主題歌が大ヒットして、ブームになった「フローズン」の成功には、ほど遠く、また、昨2016年のポリネシアのカルチャーを採りあげた「モアナ」の方が、メキシコのカルチャーよりもウケていたことになります。

しかしながら、同ランキングでは第6位に位置づけられる2015年の感謝祭に封切られたピクサー作品「ザ・グッド・ダイナソー」のオープニング成績は約3,916万ドル(3,749館)と今ひとつ振るわず、4,000万ドル台に届きませんでしたから、偶然にも?!「ジュラシック・ワールド」と同じ年に公開された恐竜アニメの製作総指揮を手がけていたリー・アンクリッチ監督としては、売り上げが約1,000万ドル近くも増えただけに、面目躍如を果たしたと言えそうです!!


また、週の半ばの水曜日(11月22日)に封切られた「ココ」は、その初日からの5日間のトータルの売り上げでは、約7,120万ドルに達しており、やはり、感謝祭封切り映画の5日間の興行ランキングでも第4位に着けているほか、物語の舞台のメキシコでは当然、記録破りの大ヒットとなっています!!、なので、総じて「ココ」は、ひとまず成功と見なされそうです。しかし、アニメ映画の製作費を推し測るのは難しいものの、「ココ」には推定で、2億2,500万ドルという巨額が投じられたものと考えられていますから、ディズニーとしては封切りの結果に、けして安心はできず、今後の客足の持続力が大いに気になっているのかもしれません…?!

なお、ピクサー史上最大のオープニング・ヒットは、昨2016年の夏公開の「ファインディング・ドリー」が記録した約1億3,506万ドル(4,305館)です!!、仮りに「ココ」の5日間のトータルの数字をオープニング成績と見なせば、ピクサー史上5番めの封切りヒットと言えなくもありません!!


ミュージシャンなんかと結婚するとロクなことにならない!!という過去の悲しい出来事がもとで、音楽を封印してしまった靴職人のリヴェラ家に生まれたミュージシャン志望の主人公の少年ミゲルの声優に大抜擢されたのは、無名の子役のアンソニー・ゴンザレスくん。そのミゲルが迷い込んでしまった死者の国から、もとの生きている者たちの世界に生還するための手助けをするガイコツのお調子者のヘクターの声は、メキシコを代表する国際的なスターのガエル・ガルシア・ベルナル(「バベル」2006年)。そして、ミゲルが崇拝している伝説的なミュージシャンの故人エルネストの声は、「ドクター・ストレンジ」(2016年)などのベンジャミン・ブラットです!!


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