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Box Office : 11月17日~11月19日の全米映画ボックスオフィスBEST10の第1位


ワーナーのヒーロー大集合映画「ジャスティス・リーグ」が好評に反して、沈没 ! !、巨額を稼いで、初登場第1位を飾るも、まさかのDC ユニバース史上最低のワースト・オープニング成績を更新し、大赤字が見込まれる絶望的な悪夢の結果 ! !


第1位 (初) 「ジャスティス・リーグ(3億ドル)

$96,000,000−(4,051館/$23,698)−$96,000,000

TV Spot : Justice League


RT支持率は評論家 40 % , 観客 86 % / Metacritic スコア 46 / 出口調査の CinemaScore B+

ディズニー・マーベルで言えば、「アベンジャーズ」にあたるコミックヒーロー大集合の勝負映画だけに、前夜祭、初日と興行の推移を追跡してきた「ジャスティス・リーグ」ですが、封切りの週末3日間のオープニング成績は、残念ながら大台の1億ドルを超えることはできなかった9,600万ドルだった…と、製作・配給のワーナー・ブラザースが発表しました…!!

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ファンの間では、“ DCEU ” = DC・エクステンデッド・ユニバースの別名で呼ばれているワーナーの DC・シネマティック・ユニバースのコミックヒーロー映画の中で、これまで最も低い数字のオープニング成績は今夏のメガヒット作「ワンダーウーマン」の約1億325万ドルですから、あろうことか、勝負映画として、そのガル・ガドット主演作の製作費=約1億4,900万ドルの2倍近い約3億ドルを投じた「ジャスティス・リーグ」が、まさかの最低記録を更新したワースト No.1 のデビューになってしまったことになります…。

ワーナー・ブラザースの代表の CEO ケヴィン辻原氏は、「ジャスティス・リーグ」を成功の大ヒットへと導くために、映画館の座席の回転率をあげる、つまり、上映の回数を増やすことを目的として、上映時間の短縮を命じ、先行の4作品の「BVS」=約2時間31分、「マン・オブ・スティール」=約2時間23分、「ワンダーウーマン」=約2時間21分、「スーサイド・スクワッド」=約2時間10分よりも短い2時間を切った約1時間59分にまで内容を削ぎ落として、まとめさせたことを踏まえると、上映回数を増やしたのに、売り上げは最低だったわけですから、CEO の目論見は完全に外れたことになります。

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ちなみに、1館あたりの売り上げで比較をしてみると、DC・シネマティック・ユニバース史上最高の封切り成績=約1億6,600万ドルを叩きだしていた上映時間の長い「BVS」は約3万9,134ドルだったのに対し、やはり、平均の売り上げでも最低記録を更新した「ジャスティス・リーグ」は約2万3,698ドルとなっています。その差額は約1万5,436ドルですから、それぞれの映画館が173万円も売り上げが少ない減収になったのかよ…ということになります!!


よって、ケヴィン辻原氏による「ジャスティス・リーグ」の上映時間短縮に対して、ヒーロー大集合映画として登場するキャラクターが増えたのに、どうして、スーパーマンひとりが主人公だった「マン・オブ・スティール」や、「BVS」よりも上映時間が短いのか?!と疑問視をしたファンが、むしろ、それでは観応えがない…と反発をしたり、どうせ後から、長尺の上映時間の長いバージョンの Blu-ray をリリースするんでしょ…?!、それを待つよ…などとも考えたようですから、単に上映回数を増やす努力だけをしても、映画はヒットしない…、逆に観客は来なかった…という結果のように窺えます。

しかしながら、上映時間を観やすい約2時間のコンパクトにまとめたうえ、不評だったザック・スナイダー監督を更迭して、恥も外聞もなく、ライバルの「アベンジャーズ」のジョス・ウィードン監督に内容を修正してもらった「ジャスティス・リーグ」は、出口調査において、約85%の観客がよかった!!と満足をし、約7割の観客が、知人・友人にも薦めたい!!と好評を博しています!!

そればかりか、DC コミックスのヒーロー映画はダークで残酷で怖い…と言われ続けてきた点に取り組み、軽いタッチに仕上げることにつとめた「ジャスティス・リーグ」は、男性の観客が B+ の平凡な評価であるのに対して、女性の観客は A- の最高に近いスコアを与えていますし、25歳以下の若年層の観客も、A- の評価をつけています。ただし、割り合い的に言うと、女性の観客は全体の約4割であり、25歳以下の観客は約3割ですから、少数派の方になってしまいます。


そうした映画の評価のうえにおいては、「アベンジャーズ」の監督に仕上げてもらったことや、上映時間を短縮した意味は少なからず、あったものと解釈はできそうですが、しかし、肝心の売り上げは急落…というアテの外れた矛盾を抱えてしまったのが、「ジャスティス・リーグ」の結果ですから、もしかすると物議をかもし続けてきたザック・スナイダー監督の演出は、実は集客においては、大きな効果のあるものであり、いったい、どんな映画なのか?!、自分の目で観てみたい!!と、映画館に足を運ばせる強い動機になっていたのかもしれません?!


また、ザック・スナイダー監督のファンが、こんなものじゃなくて、ザック版を出せ!!と抗議し、自分たちは「アベンジャーズ」の監督の「ジャスティス・リーグ」ではなく、ザックの「ジャスティス・リーグ」が観たい!!と署名活動まで起こしていますから、同監督を強く支持する観客を失ったことは間違いないのかもしれません。

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そして、データでは 85% が好評だったとは言え、その中身というのは、多くのジャーナリストや、観客が口をそろえて、思っていたよりかは面白かった…、まぁ、こんなもんじゃないの…と評していることからも、せいぜい平均点をどうにか、クリアしたに過ぎない程度の無難な出来栄えに対する並の満足度と見なせそうであり、「ワンダーウーマン」のような熱烈な支持にまでは到っていないことを察すると、「ジャスティス・リーグ」の売り上げが、これから尻上がりに増えていくとは期待できそうにありません。

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となると、「ワンダーウーマン」以外の DC・シネマティック・ユニバースのヒーロー映画の最終的な国内での売り上げに占めるオープニング成績の割り合いというのは、4割から5割ですから、「ジャスティス・リーグ」の全米興行の成績は、2億ドルを切るワーストの悪夢になってしまうかもしれません…。

DC・シネマティック・ユニバースの国内興行成績のランキング

第1位 「ワンダーウーマン」 4億1,256万ドル
第2位 「バットマン V スーパーマン」 3億3,036万ドル
第3位 「スーサイド・スクワッド」 3億2,510万ドル
第4位 「マン・オブ・スティール」 2億9,105万ドル

さらに全米興行成績は、全世界の売り上げの総額のうち、およそ4割を占めるものですから、仮りに「ジャスティス・リーグ」の国内での成績を、2億ドルと見積もるなら、全世界の売り上げはザックリと言うと、5億から6億ドルの範囲になってしまいます。

3億ドル近い製作費に対して、収支の釣り合いがとれるかもしれない最低ノルマの金額=6億ドルに辛うじて達するか、どうか…?!のギリギリの線上ということになりますから、9,600万ドルの全米オープニング成績から推定すると、DC コミックスのヒーロー大集合映画は、もしかすると製作費を回収できるかもしれないけれど、まず黒字と言えるような利益は得られそうにありません。


さらに、この規模のブロックバスター映画のパターンとして、宣伝費の金額が製作費の約半分の1億5,000万ドルに近い支出だったのでは…?!というのも踏まえると、ひどい大赤字の沈没映画として、失敗に終わる可能性の方が高いため、誰かのクビすら飛んでいくのでは?!と怖くなってしまいます…。と言うか、もうザック・スナイダー監督のクビは飛んでいます…。DC ファンは怒っています。

DC・シネマティック・ユニバースの全世界トータル興行成績のランキング

第1位 「バットマン V スーパーマン」 8億7,326万ドル
第2位 「ワンダーウーマン」 8億2,176万ドル
第3位 「スーサイド・スクワッド」 7億4,560万ドル
第4位 「マン・オブ・スティール」 6億6,805万ドル

さて、ワーナー・ブラザースは、現状の DC・シネマティック・ユニバースを続けたほうがよいのか?!、仮りに続けるのであれば、大胆なテコ入れの見直しをしなければならないように思われますが…、

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© Warner Bros.

CIA リーダーのみなさんは、同じコミックヒーロー大集合映画ながら「ジャスティス・リーグ」は、けして、「アベンジャーズ」に匹敵するものではなかった結果について、どのような感想のご意見をお持ちになられたでしょう?!、それにしても、ダークな悪夢と言われた映画を明るくしたら、興行の結果がダークな悪夢だった…というのは、すごい皮肉ですね!!


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