Box Office : 11月10日～11月12日の全米映画ボックスオフィスBEST10の第3位

ケネス・ブラナー監督が自ら名探偵に扮し、「スター・ウォーズ」のデイジー・リドリーを起用して、アガサ・クリスティーの原作を映画化した「オリエント急行殺人事件」が期待に応じられた好成績の初登場第3位 ! !

第3位 (初) 「オリエント急行殺人事件」(5,500万ドル)

$28,200,000−(3,341館/$8,441)−$28,200,000

Trailer : Murder on the Orient Express

★RT支持率は評論家 58 % , 観客 62 % / Metacritic スコア 53 / 出口調査の CinemaScore B

名優でもあるケネス・ブラナー監督が映画史に残る超ヒゲ！！をたくわえて、自ら名探偵に扮したミステリ映画に期待されていた封切り成績の目安の上限は、2,000万ドル台の後半ですから、まさにドンピシャリとノルマに応じられた2,820万ドルを稼いだ「オリエント急行殺人事件」が祝杯をあげることのできる成功のデビューとなりました！！

第3位という順位については、ややガッカリのようにも思われそうですが、しかし、1館あたりの売り上げ＝8,441ドルは、第2位のコメディ映画「ダディ'ズ・ホーム 2」の成績＝8,392ドルを上まわっていますから、マーク・ウォールバーグとウィル・フェレルの続編映画の方が、234館も上映館が多い…というスクリーンの数の違いを考慮すると、けして、よくないわけではありません！！

この映画によって、「スター・ウォーズ」以外でも女優として存在感を発揮できることが示せたデイジー・リドリーと、「美女と野獣」（2017年）のジョシュ・ギャッドという共に人気のディズニー映画で活躍しているキャストをアピールし、ミシェル・ファイファー、ジュディ・デンチ、ペネロピ・クルス、ジョニー・デップ、ウィレム・デフォーといったベテランを配した豪華出演陣の「オリエント急行殺人事件」が想定通りのヒットをおさめたことについて…、

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20世紀FOXの国内の配給部門の責任者をつとめるクリス・アロンソン氏は、大変に満足をしているばかりか、これぞ " ハリウッド映画 " と呼ぶにふさわしいオールスター・キャストのゴージャスな作品が興行的に成功したのは、映画産業の将来にすら期待を持てる結果！！とまで述べた談話を発表していますから、ヒゲの名探偵は次に事件が起きる場所として予定されているエジプトに向かうことになるのかも…？！

さて、故シドニー・ルメット監督の傑作（1974年）の原作の再映画化を無事に終えられたケネス・ブラナー監督は、次は故ジョン・ギラーミン監督が、故ピーター・ユスティノフをポアロ役に起用した「ナイル殺人事件」（1978年）の原作「ナイルに死す」の再映画化に挑むことになるのか…？！、超ヒゲの名探偵が活躍するアガサ・クリスティー原作シリーズが続くことを楽しみにしておきましょう…！！

Movie Clip