Box Office : 11月17日～11月19日の全米映画ボックスオフィスBEST10の第2位

「部屋」の子役ジェイコブ・トレンブレイ君が、「ジャスティス・リーグ」を圧倒する大金星 ! !、顔に障害を持つ主人公を演じたファミリー向けドラメディ「ワンダー」が、教育界の支持と「スター・ウォーズ」のフォースのご加護を得て、驚きの大ヒットの第2位 ! !

第2位 (初) 「ワンダー」(2,000万ドル)

$27,050,000−(3,096館/$8,737)−$27,050,000

Trailer : Wonder

★RT支持率は評論家 83 % , 観客 91 % / Metacritic スコア 67 / 出口調査の CinemaScore A+

ライバルのワーナー・ブラザースの「ジャスティス・リーグ」と同日公開だとわかったうえで、ディズニーとルーカス・フィルムの女将のキャスリーン・ケネディが製作に協力をしたとは思いませんが、「スター・ウォーズ」ファンの著者Ｒ・Ｊ・パラシオが、サーガの要素も盛り込んで、2012年に出版した同名の児童書を映画化した「ワンダー」が、コミックヒーロー大集合映画の超話題作を敵にまわして、2,700万ドルのオープニング成績を稼いだことから、明らかに集客を奪いとることに成功した初登場第2位の驚きのデビューを果たしてくれました！！、いったい誰が、ジェイコブ・トレンブレイくんが「ジャスティス・リーグ」に太刀打ちできると予想していたでしょう！！

「ナルニア国物語」シリーズに代表される児童向けの映画を主に手がけているスタジオのウォルデン・メディアとライオンズゲートが、「ワンダー」を共同で製作するのに対して、「スター・ウォーズ」の音響効果を提供したり、サーガを引用することを許可したディズニーと女将の真意は、あくまでも、子どもたちの夢のためであって、「ジャスティス・リーグ」の足を引っ張るためではないはずですが、「部屋」（2015年）の天才子役のジェイコブ・トレンブレイくんが、遺伝子のトラブルが顔にあらわれてしまうトリーチャーコリンズ症候群の主人公オーギーを演じたファミリー・ドラメディの原作を邦訳出版するほるぷ出版の紹介によれば…、

オーガストはふつうの男の子。ただし、顔以外は。生まれつき顔に障害があるオーガストは、10歳で初めて学校に通うことになった。生徒たちはオーガストを見て、悲鳴をあげ、じろじろながめ、やがて…。全世界で300万部売れた、感動のベストセラー！！

本書は「いじめ」を題材にした児童向けの小説ですが、その枠におさまらず、多くの人を魅了して、米国ではNYタイムズベストセラー第１位になりました。全国の書店員さんをはじめ、たくさんの方に原稿を読んでいただきましたが、みなさんから「何度も泣いた」「多くの人に読んでもらいたい」など、熱い感想をいただいています。

物語は主人公オーガストだけではなく、同級生や姉など多数の視点から、それぞれの立場、それぞれの感じ方がリアリティを持って語られています。読者は、その中の誰かに共感し、誰かの想いを感じ取り、自分の中の何かを変えていきます。そういう力を持った、言葉と物語の力を感じる傑作です。
重い主題を明るく軽やかに書いた、全世界40カ国で300万部以上売れた感動作。

…とのことで、ワーナー・DC のコミックヒーロー映画は残酷な暴力描写が、保護者らに問題視をされて、絶対に児童には観せてはいけない有害映画のレッテルを貼られていることを考慮し、逆手にとることが出来ると思ったのか、どうか？！は知りませんが、ライオンズゲートは感動のベストセラーの映画化を宣伝プロモーションするにあたって、教育界に働きかけをして、大量のチケットを学校に買ってもらうことができたのが、「ジャスティス・リーグ」の影響を受けずに動員が出来た秘策だったようです…！！

エマ・ワトソン主演「ザ・パークス・オブ・ビーイング・ア・ウォールフラワー」（2012年）のメガホンをとったほか、エマ・ワトソン主演のディズニー映画の今春の大ヒット作「美女と野獣」の脚本を執筆するなどした実績から、ハーマイオニーの信頼が厚いスティーブン・チボスキー監督の最新作で、ジェイコブ・トレンブレイくんの両親を演じてくれたのは、ジュリア・ロバーツとオーウェン・ウィルソン。お姉ちゃんのヴィア役のイザベラ・ヴィドヴィッチは、TVシリーズ「スーパーガール」で、メリッサ・ブノワの少女時代を演じていた女の子ですね！！、エミリー・ブラントとジョン・クラシンスキーの夫婦共作のミステリアスなホラー映画「ア・クワイエット・プレイス」（2018年4月6日全米公開）の子役ノア・ジュペくんも出演しています！！

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