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Steven Spielberg's Unacceptable Behavior:「スター・ウォーズ」の女将のキャスリーン・ケネディが、お母さんのように叱ってくれたことで、ぼくは変わったと、スピルバーグ監督が「E.T.」撮影時の秘話を語った ! !



ボスのスピルバーグ監督を叱りつけるキャシーもさることながら、指摘を素直に認めて、反省した同監督もやはり、人間の器が違うと思います!!



スティーヴン・スピルバーグ監督が、大女優のメリル・ストリープを初めて、キャストに迎え、女性としては史上初の大新聞の発行人に就任した実在の故ケイ・グラハムの勇気ある決断を描いた最新作の社会派エンタテインメント「ザ・ポスト」の公開に向けて、女性の力強さがテーマの作品だけに、女性ばかりと集った THR の座談会で、あの「E.T.」撮影時の逸話を語ってくれました!!

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基本的に、ぼくはちょっと気短のせっかちで、すぐにカッとなる性分だったんだ…。

…とのことで、家族がそろって楽しめる愉快で痛快な娯楽映画を製作する優しい雰囲気のおじさんといった世間の人たちが抱きがちのイメージとは裏腹な過去の自分の素顔について…、


座談会に出席した主演女優のメリル・ストリープ、実話映画の脚本を執筆したリズ・ハンナ、プロデュースを手がけた元ソニー・ピクチャーズ代表のエイミー・パスカル、そして、自分の右腕を現在つとめてくれている40代のプロデューサーのクリスティ・マコスコ・クリーガーたちに語った70歳の名監督は…、

だから、ぼくは自分の部下の撮影スタッフたちに対して、手厳しい態度をとっていたんだ。出演者のスターたちには愛想よいくせに、スタッフには厳しいんだ…。

…といった次第で、いまから約35年前に、あの感動の名作「E.T.」を撮影していた当時のスピルバーグ監督は、人格に表裏のある二枚舌の嫌な奴だったみたいな感じですが…、

撮影が始まってから、だいたい15日めぐらいの時に、キャスリーン・ケネディがやって来て、彼女のオフィスに引きずり込まれ、椅子に座らされるなり、大目玉を食らったんだよ!!

…とのことで、70年代にサンディエゴのテレビ局でキャリアを積んだキャシーは、映画業界に転職しようとロサンゼルスに引っ越し、まず初めに「ビッグ・ウェンズデー」(1978年)で知られるジョン・ミリアス監督のアシスタントの仕事にありつくのですが、同監督が「1941」(1979年)の原案者のひとりであり、プロデュースを手がけていたことから、その故三船敏郎さんも出演したコメディ大作が大失敗になったスピルバーグ監督と知りあい、秘書として招かれた…という経歴ですから、1982年公開の「E.T.」を撮影していた時点では、スピルバーグ監督とは、まだ3年間ぐらいのつき合いでしかなかったことになります。


そのように考えると、80年代の絶頂期のヒットメイカーの首根っこをつかまえて、オフィスに引きずり込み、自分の目の前に座らせて、説教を始めたキャスリーン・ケネディは、彼女なりに相当の覚悟をしていたのでは?!と察しますが、まるで自分の生き方が丸ごと否定されていくような勢いで、メチャクチャに言われたらしいスピルバーグ監督は…、

彼女は、ぼくのスタッフに対するモノの言い方が、ガマンならなかったんだ。ぼくがせっかちな性分だとか、頭が切れるだとか、ぼくの都合はお構いなしなんだよ。彼女は、ぼくに向かって、これは到底、受け入れがたい行動です!!と言ったんだ…。

…と、そうした過去の " 受け入れがたい行動 " がもとで、今になって吊し上げを食らい、業界から追放される人たちが続出している現状を踏まえると、自分もけして、例外とは言えない人物だった…とでも言わんばかりに、最近よく、マスコミで目にするお決まりのフレーズを持ち出したスピルバーグ監督は…、

そんな風に人から言われたのは、学校の先生や、実のおふくろから言われて以来のことだったから、ぼくの人生にとっては大きな転換点になる出来事だったんだ。ぼくは自分が信頼を置き、敬意を抱いている人から、頭ごなしに怒られたんだよ…。それから、ぼくは自分のふるまいに存分の注意を払うことになったんだ…。

もしも、35年前に当時まだ29歳だったキャスリーン・ケネディが、まるでお母さんのように、スピルバーグ監督を叱りつける勇気を持っていなかったなら、同監督は今ごろ、過去の言動をほじくり出されて、マスコミの吊し上げにあい、失脚していく人たちのひとりとして、これまで築いた地位と名声が台なしになっていたのかもしれませんし、前述のような愉快で痛快の娯楽映画を作る優しい雰囲気のおじさんには、けして、なれていなかったのかもしれません…。


スター・ウォーズ」を任せられるのは、キャシーだけ!!と、スピルバーグ監督がディズニーに進言し、それにジョージ・ルーカスも納得して、ルーカス・フィルムを手放したわけが、あらためて、わかったような感じがしないでもありませんし、これまでの彼女の実績を鑑みると、人間のできていない人に、まともな映画が作れるはずがない…というのは、ひとつのセオリーとして、立派に通用するのかもしれません。

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ベテランの映画ファンの方は、若くして大ヒットをモノにし、天才と持てはやされたスピルバーグ監督が、思いあがった鼻高々の自己中心的な若造だったことを御存知かと思いますが、どうして、スピルバーグ監督は謙虚になって、成功を維持することができたのか?!、キャスリーン・ケネディから、お母さんのように怒られた…という映画史に大きな影響を与えたかもしれない逸話を知って、どのような感想をお持ちになられたでしょう…?!


そのキャスリーン・ケネディから見込まれ、「スター・ウォーズ」の将来を任されることになったライアン・ジョンソン監督の「ザ・ラスト・ジェダイ」は来週末の12月15日から公開!!、そして、スピルバーグ監督の必見の傑作「ザ・ポスト」は北米では、さらに翌週の12月22日から限定公開での封切りです!!


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