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Box Office : 中国では、やっぱり、フォースは通用しなかった ! !、「スター・ウォーズ : ザ・ラスト・ジェダイ」が中国デビューで、まさかの完敗のショッキングな沈没 ! !



「ザ・フォース・アウェイクンズ」と「ローグ・ワン」に続く、3本めの「スター・ウォーズ」だけに期待されましたが、結果は真逆でした!!


現地の中国では昨日の金曜日=1月5日に封切られた「スター・ウォーズ : ザ・ラスト・ジェダイ」の初日の興行成績が、約3,300万元=約500万ドルしか稼ぐことができず、あろうことか、公開2週めの中国映画のおバカなロマコメ「エクス‐ファイル 3」の約7,500万元=1,160万ドルに大差をつけられ、言わば中国の観客に無視されたような格好で惨敗をしてしまった中国デビューの結果を、THR のパトリック・ブゼスキーがレポートしてくれました…。


中国で中国映画の方が人気!!というのは、やや仕方のない感もありますが、しかし、前作の「ザ・フォース・アウェイクンズ」が現地の前夜祭興業において、約1,600万元=250万ドルを稼いでいたのに対して、「ザ・ラスト・ジェダイ」はと言うと約365万元=56万ドルに急降下をしてしまったそうですし、「ザ・フェ8・オブ・ザ・フューリアス」の記録=約6,000万元=約870万ドルと比較をしても、中国の観客が「スター・ウォーズ」に感心していないのは、もはや歴然として明らかになったと言えるのかもしれません。

Trailer - 前任3:再见前任


さらに前述の元カノが元カレにリベンジをするお話らしい「エクス‐ファイル」シリーズは、人気TVシリーズの「ザ・X‐ファイルズ」をもじっただけではなく、副題では「スター・ウォーズ」をパロディして、第2弾は「ザ・バックアップ・ストライクス・バック」=「二股の逆襲」がそえられ、「ザ・ラスト・ジェダイ」を倒した第3弾の副題は「ザ・リターン・オブ・ザ・エクセス」=「元恋人たちの帰還」だそうですから、サーガの面目は丸つぶれとなっています…。そして、「エクス‐ファイル 3」は、「ザ・ラスト・ジェダイ」よりもスクリーンの数が少ないそうです…。

ちなみに、本国の北米の記録では、2015年の年間№1ヒット作の王座に君臨したどころか、全米映画興業史上で最大の歴史的なヒットになった「ザ・フォース・アウェイクンズ」が約9億3,666万ドルを稼いでいたのに対して、中国では翌2016年の封切りにおいて、約1億2,400万ドルを稼いだものの、年間興業ランキングのBEST10に入ることすらできず、第13位…。「ローグ・ワン」は、やはり、北米では2016年の年間№1ヒットを叩きだして、約5億3,218万ドルを稼いだものの、中国では6,950万ドルしか売り上げられず、2017年の年間興行ランキングの第35位だったそうです…。


よって、世界最大の映画市場の中国において、「ザ・フォース・アウェイクンズ」が振るわなかったことを受けて、「ローグ・ワン」にはドニー・イェンとジャン・ ウェンの中国人キャストを投入した効果はなかったわけですし、「ザ・ラスト・ジェダイ」も、アジア系のケリー・マリー・トランを大役に起用したり、ヴェロニカ・ンゴの見せ場をもうけたことは、少なくとも中国での興行の結果においては意味がなかった…と見なされてしまいそうです…。


スター・ウォーズ」はもう、中国市場は気にしないで、それを視野に入れない映画作りを進めて、かまわないのかもしれませんが、それにしても、中国では、どうして、「スター・ウォーズ」はウケないのか…?!、サーガのファンのみなさんは、この「ザ・ラスト・ジェダイ」の沈没について、どのような感想のご意見をお持ちになられたでしょう…?!

© Disney / Lucasfilm


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