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Comcast Consider Topping Disney's Bid For Fox : ヒーロー映画ファンが夢見た「アベンジャーズ VS. X-Men」が消滅 ? !、ディズニー・FOX ではなく、ユニバーサル・FOX が誕生する可能性が伝えられた ! !



ユニバーサル・FOX が誕生すれば、「ザ・マミー」のトム・クルーズが、「X-Men」シリーズに参戦できるというメリットはあるかもしれません?!


昨2017年末の12月14日(木)に、ディズニーの CEO ボブ・アイガー氏が発表した20世紀FOX買収のプランが覆されてしまうかもしれない動きのあることを、このFOXをめぐる買収の件に関しては、他社を出し抜いて、スクープを放ってきた実績のある CNBC ニュースが伝えました。

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20世紀FOXの親会社の21世紀FOXとディズニーとの間で、合意が成立し、ディズニーが新たに20世紀FOXの親会社になるための買収の実現に向けて、調整が進められているものと思われていたのに、そのプランが、どうして白紙になってしまうのか…?!というのは、単純な話ですが、FOX取得をめぐって、ディズニーに敗退したコムキャストが、ディズニーの支払う巨額の524億ドルよりも、さらに高い値段で買うぞ!!と、あらためて提示することを検討しているからだそうです!!


売り買いの商売である以上は、より多くのお金を支払ってくれるほうに売るのは当たり前ということになります。ただし、仮りにどれだけ、たくさんのお金を払ってくれると言っても、その売買が現実に成立しなければ、ただの絵に描いた餅ということも、ご理解頂けると思います。というのは…、

20世紀FOXを売って、手放したい親会社の21世紀FOXの代表であり、同社のさらに親会社にあたるニューズ・コーポレーションのトップのメディア王 ルパート・マードック氏が、最終的に買い手にディズニーを選んだのは、そうした現実的な視点から、ディズニーとの間であれば、取り引きが成立すると読んだからだそうですが、どうして、そういう判断になるのか?!というのは、他社の話ですが…、


電話と通信事業の最大手の AT&T が、ワーナー・ブラザースの親会社のタイム・ワーナーを買収することで、両社が合意に到ったものの、合衆国政府の司法省から横やりが入ってしまい、いわゆる独占禁止法に似た反トラスト法を侵しているとして、裁判沙汰になり、ビジネスが進展していません。

よって、ユニバーサル映画の親会社であるコムキャストが、AT&T に次ぐ大手の通信事業社であることから、タイム・ワーナーのように足踏み状態に陥ってしまう可能性があると読んだルパート・マードック氏は、通信事業社ではないディズニーの方を選んだものと考えられています。

大手の通信事業社が、複数の映画スタジオや、テレビ局を傘下におさめて、膨大な数のコンテンツを一手に自分たちのモノにしてしまった場合、配信によって、コンテンツを視聴するための料金どころか、そのための通信の費用まで値上げをされてしまうかもしれません。そうすると人気の作品などを観たい映画ファンとしては、否が応にも、それらの負担を受け入れるしかなくなってしまいます。ですから、できれば、コンテンツを持ってる会社と通信事業社とは、別々であったほうが、市場が流動的になり、価格の競争なども活発化する傾向が期待できることになります。


なので、マードック氏の判断としては、コムキャストよりもディズニーのほうが売却先として、ふさわしいことになりますが、しかし、先週末の全米映画興業ランキングBEST10のうち、実に4本がFOXの映画だったことを踏まえ、ディズニーの「スター・ウォーズ : ザ・ラスト・ジェダイ」も引き続き、上映されているのを考慮すると、仮りにディズニーと20世紀FOXとが同じひとつの会社であった場合、映画興業界の売り上げの過半数は、ディズニー・FOXのもの…という別の独占状態も発生しかねませんから、やはり、反トラスト法が持ち出されて、当局が介入してくる可能性は十二分にあることになります。

そうすると、20世紀FOXの売却先として、コムキャストとディズニーのどちらを選んでも、同じようなものじゃないか!!、どちらも政府によって、買収にストップをかけられてしまうかもしれない、だったら単純に、より高く買ってくれる方を選べ!!と、21世紀FOXの株主や、役員たちから、マードック氏に対して、再考をうながす抗議の声があがるかもしれませんから、コムキャストとしては、自分たちの子会社の CNBC の報道?!、それとも広報?!によって、現状のディズニー・FOXをひっくり返して、ユニバーサル・FOXに転ずるチャンスを狙っているのか…?!という見方ができそうなことになります。


コムキャスト傘下のユニバーサル映画としては、「ワイルド・スピード」シリーズのような大ヒット作はあるものの、ご承知のように鳴り物入りでスタートした古典ホラーの人気キャラを復活させる “ ダーク・ユニバース ” が、あろうことか、トム・クルーズ主演の「ザ・マミー」(2017年)を1本、作っただけで終了…という挫折を味わっていますから、FOX とひとつになって、「X-Men」シリーズを手に入れれば、古典ホラーの人気キャラとミュータントが激突する “ ダーク・X-Men・ユニバース ” を作ることができるかもしれません…?!、また、「ワイルド・スピード」シリーズと「キングスマン」の合体も可能かも…?!


果たして、ディズニー・FOXの買収案が消えて、コムキャストがFOXを買収し、自分たちのデジタル・ライブラリーを充実させることができるのか…?!、ディズニーがもうFOX買収を発表し、その実現に向けて、動いてしまっている以上、難しい感じがしないでもありませんが、しかし、これからの配信の時代を先読みすると、できるだけ多くの良質なコンテンツを持った者が勝ち!!というのが、勝利の方程式のようですから、どうしても今、FOXを欲しいらしいコムキャストが破格の先行投資に打って出るかもしれません?!、そうすると、ひょっとすれば、「アベンジャーズ VS. X-Men」の夢は無くなってしまうのかも…?!

いずれにしろ、現実に観客が集う興業から、デジタルの配信が主の時代へと移り変わったことで、映画界が大きく様変わりをしようとしていることだけは確かです。

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