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Box Office : 2月9日~11日の全米映画ボックスオフィスTOP5の第3位


クリント・イーストウッド監督が、ヨーロッパ高速鉄道の事件で活躍した若者たちを描く劇映画に、当の本人たちを俳優として、主演させた実話映画「15時17分発パリ行き」が大健闘の初登場第3位 ! !


第3位 (初) 「15時17分発パリ行き(3,000万ドル)

$12,600,000−(3,042館/$4,142)−$12,600,000

Featurette : Go Behind the Scenes with Clint Eastwood


RT支持率は評論家 20 % , 観客 50 % / Metacritic スコア 45 / 出口調査の CinemaScore B-

Mr. ワーナー・ブラザースのクリント・イーストウッド監督が、2015年の夏に現実に起きた事件を映画化した「15時17分発パリ行き」を封切ったワーナー・ブラザースが、3,042館もの規模で売り上げたオープニング成績は約1,260万ドルでした…!!

劇映画なのに、あえて、映画スターを使わず、事件の当事者の若者たち、スペンサー・ストーンさん、アレク・スカラトスさん、そして、アンソニー・サドラーさんらを俳優として起用し、それぞれに自分自身の役を演じさせる!!というクリント・イーストウッド監督の試みは功を奏するのか否か?!、レビューの評価はさておき、素人だけに興行の集客力はゼロの親友トリオが稼いでくれた約1,260万ドルという金額は…、


伝説的な映画スターのクリント・イーストウッドが主演をつとめ、プリンセス・エイミー・アダムスと共演をした野球映画の良作「トラブル・ウィズ・ザ・カーブ」(2012年)のオープニング成績=約1,216万ドル(3,212館)と同等の数字を売り上げた金星!!と言うことができるだけに、つまり、クリント・イーストウッドの映画は、本人がカメラの前に立とうと、後ろでメガホンを取ろうとも、一定の成果をおさめることができるのか…!!と理解することができそうです!!、なので、素人を主演させるというのは、クリント・イーストウッド監督だからこそ出来た芸当!!と言うことができるのかもしれませんね…!!


とは言え、名優トム・ハンクスが主演した前作「サリー」(2016年)の封切り成績は約3,503万ドル(3,525館)でしたから、やっぱり、プロの俳優を使って、映画を作ったほうがよかったのでは…?!とも指摘されそうですが、しかし、「ジャージー・ボーイズ」(2014年)の同成績は約1,332万ドル(2,905館)であり、レオナルド・ディカプリオが主演した「J・エドガー」(2011年)は、映画館の数が少ない1,910館だったこともありますが、約1,122万ドルの売り上げでした。

よって、クリント・イーストウッド監督の地味めの映画として、「15時17分発パリ行き」が約1,260万ドルを稼いだのは、実に妥当な結果だと見なせそうですし…、

Movie Clip : The 15:17 to Paris



さらにコストの面から見れば、当の監督本人が俳優に復帰して主演した「トラブル・ウィズ・ザ・カーブ」と「サリー」は、共に製作費に約6,000万ドルが費やされていましたから、その半分の金額の約3,000万ドルで仕上げられた「15時17分発パリ行き」の結果は、やはり、妥当のように思われますし、「ジャージー・ボーイズ」=約4,000万ドル、「J・エドガー」=約3,500万ドルよりも節約されています。

いずれにしろ、クリント・イーストウッドほどの国際的な知名度を持った監督兼スターの映画の製作費が、3,000万ドルそこそこであれば、ハナから赤字になる可能性は考えられませんから、ワーナー・ブラザースとしては、同監督がローコストの新作を手早く作ってくれた!!というだけで、ありがたいものになっているのではないでしょうか…!!、ただし、レビューの結果は失敗作に位置づけられていますし、出口調査も " B- " ですから、観客は周囲の人に、この映画を薦めないだろう…と想像できるスコアとなっています…。


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B-Roll :「15時17分発パリ行き」の撮影風景を紹介したメイキング・ビデオ ! !


Movie Stills and Posters















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