Box Office : 3月30日～4月1日の全米映画ボックスオフィスTOP5の第1位

SFアドベンチャーのオタク大作「レディ・プレイヤー・ワン」が、スピルバーグ監督史上5番めの大ヒットの封切り成績で、復活祭の興行を制し、初登場第1位のイースター・エッグを獲得 ! !

第1位 (初) 「レディ・プレイヤー・ワン」(1億7,500万ドル)

$41,210,000−(4,234館/$9,733)−$53,215,000

Trailer : Ready Player One

★RT支持率は評論家 76 % , 観客 79 % / Metacritic スコア 64 / 出口調査の CinemaScore A-

新作映画の封切りは通常は金曜日ですが、それを1日早めて、木曜日の3月29日を初日とした…ということは、さらに前日の水曜日に前夜祭興業をスタートしたスティーヴン・スピルバーグ監督の「レディ・プレイヤー・ワン」の週末3日間のオープニング成績が約4,121万ドル、初日からの4日間としては約5,322万ドルの大ヒットの見込みになったことを、製作・配給のワーナー・ブラザースが発表しました！！

同社が、オタク大作をフライングで封切ったのは、北米で今日の日曜日（4月1日）が、キリストの復活を祝うイースターの祝祭日であることから、家族でイースター・エッグを探す行事に興じたあとは、家族で楽しめるイースター・エッグ探しの映画を観てくださいね！！という公開戦略にもとづき、早めに口コミを拡散することが狙いだったかと思われますが…、

イースターの週末興行の封切り成績のTOP5

第1位「バットマン V スーパーマン」（2016年） 1億6,601万ドル（4,242館）
第2位「フューリアス 7」（2015年） 1億4,719万ドル（4,004館）
第3位「ザ・フェ8・オブ・フューリアス」（2017年） 9,879万ドル（4,310館）
第4位「クラッシュ・オブ・ザ・タイタンズ」（2010年） 6,124万ドル（3,777館）
第5位「レディ・プレイヤー・ワン」（2018年） 4,121万ドル（4,234館）

…といった次第で、「レディ・プレイヤー・ワン」が、イースター興行史上5番めのヒットになったことを踏まえると、ワーナー・ブラザースはおおむね、目的を達成することが出来たように思われますし、また、お金の価値の変動のインフレ率を含めず、あくまでも見た目の数字をありのまま比べただけですが…、

スピルバーグ映画の封切り成績のTOP5

第1位「キングダム・オブ・ザ・クリスタル・スカル」（2008年） 1億13万ドル（4,260館）
第2位「ザ・ロスト・ワールド」（1997年） 7,213万ドル（3,281館）
第3位「ウォー・オブ・ザ・ワールズ」（2005年） 6,488万ドル（3,908館）
第4位「ジュラシック・パーク」（1993年） $4,703万ドル（2,404館）
第5位「レディ・プレイヤー・ワン」（2018年） 4,121万ドル（4,234館）

スピルバーグ監督としては、いきなり1億ドル超えの荒稼ぎをした2008年公開の「インディアナ・ジョーンズ 4」以来となる約10年ぶりのオープニング・ヒット！！として、オタク大作はやっぱり、歴代の第5位に位置づけられる出足となっています！！

…といった実績から、とりあえず、国内において、1億ドル超えのヒットどころか、2億ドル超えもあり得るのかもしれない「レディ・プレイヤー・ワン」は、同時に封切られた諸外国で約1億2,800万ドルを売り上げ、そのうちの約半分にあたる6,200万ドル相当を、中国だけで稼ぎ出すヒットになっていますから、つまり、総額としては、いきなり約1億8,122万ドルを集めることができたスピルバーグ監督の新作が、実は北米以上に中国の観客に好意的に迎えられたことを評価すると、巨額の1億7,500万ドルの製作費を回収し、黒字になる見込みは充分に高いのではないでしょうか…！！

ただし、人気のザ・ロックを主演に起用して、同じくゲームを題材にしたアクション映画「ランペイジ」を、ワーナー・ブラザースが来週末の4月13日に封切りますから、そのライバル映画の登場によって、ワーナー・ブラザースの「レディ・プレイヤー・ワン」は大きく集客を奪われてしまう可能性が懸念されるため、ワーナー・ブラザースのヒット作が、ワーナー・ブラザースの話題の新作映画を相手に、どこまで抵抗できるのか…？！、ワーナー VS. ワーナーのブラザース同士の足の引っ張り合いが気になるところとなっています…！！

Featurette : スティーヴン・スピルバーグ監督の撮影風景を紹介したプロモ・ビデオ ! !